試験地内立入禁止2006年08月15日 06:10

試験地内立入禁止
 
 この標識はジョギングコース58番地点付近にあり、表題の「試験地内立入禁止」の内容が書かれている。平成14年3月の日付があり、試験地域を4か所に区分して実験しているように書かれている。

 しかし、この看板に書かれた試験期間は既に過ぎているはずであり、この場所が特にヤブ状態がひどくなっていることが気に掛かる。

この木なんの木?2006年08月15日 06:20

この木なんの木?
 
 ジョギングコース39番と40番の中間東側奥だったと思う。1本だけ周囲とまるで異なり、黄葉している木があった。木の肌はすべすべとしている。ヤブをかき分けて入らないと葉を撮すことができないので葉の形はわからないが、ほかには黄葉した木がないのになぜこの木は黄色になっているのだろう。

試験地内立入禁止(2)とその補足2006年08月15日 18:03

 今朝書いた「試験地内立入禁止」にコメントがついていたので看板内容を書き出す。

-----看板に書かれている内容-----
この地域には、書きに示すとおり「風の松原」の育成指針となる基礎データーを収集するため、試験地を設定しています。
試験地内への立ち入りは固く禁じます。
         記
1.設定目的 「風の松原」の育成方針となる基礎データーの収集
2.規模等
 ●面積 約1.37ha(70m×195m)
 ●試験区画数 4
 ●各試験区の大きさ 30m×40m
3.試験区の概要
 A試験区 目的外樹種及び下層植生の除去と地掻き
 B試験区 目的外樹種及び下層植生の除去
 C試験区 対照区(無処理区)
 D試験区 目的外樹種の除去
4.見取図(図示されているが省略:陸上競技場本部後ろから入り、トリムランニングコースに曲がる角から4区画が並んでいる)
   平成14年3月
東北森林管理局 米代西部森林管理署
-----看板内容終わり-----

 写真の看板のすぐ後ろはD試験区であり、看板内容からすれば「目的外樹種の除去」試験区のはずだが、雑木の繁茂区となっている。この試験が平成何年まで続いたのか不明。

 私は平成16年6月から歩き始めたが、この場所で下層植生の除去や地掻きをしているのを見たことはない。30m×40mの区域で地掻きをしていれば、朝に歩いているだけでもわかるはずである。一昨年の市民ボランティア大会の時に中に入ってみたが、他の場所と変化はなかった。試験は終了したのに立て看板がそのままになっているだけかもしれない。

 あるいは「目的内樹種」とはニセアカシアや広葉樹のことではないかと疑いたくなるほどである。


この記事に対して次のようなコメントが付いていた。
-----コメント-----
森林関係の論文は、5年10年の観察をもって効果を確認することが多いようです。どのような文献に現れてくるのか楽しみです。おそらく現在も試験区分ごとの対比作業は行っているのではないでしょうか。皆さんの活動が、国の機関で認められ、森林保護の効果が実証されることはとても名誉なことではないでしょうか。
-----コメント終了-----

このコメントによれば、「5年10年の観察」とある。それでは平成14年3月に下層植生の除去と下刈りをして、そのまま5年10年経過を見るのだろうか。ニセアカシアのような成長の早い樹種には対応できないはずだ。
 またこの看板については風の松原に守られる人々の会の人にも聞いたことがあるが、この試験地について森林管理署から話を聞いたことはないそうだ。