カシワの新芽2015年05月14日 10:10

カシワの新芽を撮影しようと風の松原の中でカシワの多い場所に出掛けた。
場所は三号線の途中から左に枝分かれしてジョギングコース27番地点に抜ける小径。
ところが既に葉はすべて新芽に入れ替わり、昨年の葉はすべて地面に散らばっていた。

次の写真は5月8日のカシワ。この頃に新芽が出始めていた。
この写真では古い葉がすべて残っており、新芽が出始めている様子もわかる。

一部分を拡大すると
新葉が出て来たのに古い葉もそのまま残っている。

もう一枚別の写真

それが今日はすべて新葉に替わっていた。わずか1週間の出来事だ。しかも新葉はすべて大きくなっている。
そして古い葉は数枚だけが残っている状態だった。

10年ほど前にこのブログを書いていた頃、「カシワくん」氏が何度もコメントを寄せてくれていた。
 「カシワくん」氏の説明によると「カシワには防風林としての効果が大きい。他の落葉木は秋になると葉が散ってしまうが、カシワは枯れた葉が木についたままで(防風効果を保ったままで)冬を越し、春になって新葉が出そろってから古い葉が散るからだ」というものだ。なるほどその通りだった。

カシワの林で有名な場所として青森県つがる市の屏風山防風林がある。近くの高山稲荷神社の展望台に上って防風林を見下ろすと、クロマツ帯とカシワ帯が交互になっていて、クロマツ純林よりも害虫に対して強いと思われる。

近くには「ベンセ湿原」や出来島海岸の「埋没林」なども有名である。ベンセ湿原のニッコウキスゲは6月初旬が見頃か?

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