風の松原林班地図2015年05月02日 06:20

森林基本図という地図があることがわかった。1/5000縮尺地図で、国有林の森林基本図は森林管理局で有料でコピー出来ることがインターネットのウィキペディアに書いてあった。
この地図は森林基本図の風の松原中央部。この画像をクリックして拡大すると、「あ」とか「い」とかという文字が見える。それを「林班」と呼び、普通の地図で住所にあたる部分だ。この地図はそれを色分けしたもの。

中央部分に斜めに線が引かれており、上に155、下に154という数字が見える。これが「住所」で、その中に見える「あ」とか「い」というのは番地にあたるものだろう。

健康づくりのみちやジョギングコース10番地点付近、33番地点付近を歩いているとクロマツの幹の胸高位置付近に赤いペンキを塗ったのが見える。それが154班と155班の境界線なのだろう。

なぜこの地図のことを書いたかというと、先日この地図を松原を散策している友人に送った。その返信メールが、下の写真の場所で作業をしている時に届いたのだ。
メールの主のブログアドレスはここ

ここは私が作業をしている境界線、左端と右側では違いがある。右側ではニセアカシアが新芽を吹き出したのだ。
近くで朝日を避けて撮影するとこんな写真になる。今朝は作業だけのつもりだったからカメラを持参しなかったのだ。

今日の収穫はこんなもの。6:20~7:30までの成果?だ。

みどりの日2015年05月04日 05:25

今日は「みどりの日」とラジオで話していた。昔は祭日と祭日の間の日だから休日だということで始まった5月4日だが、その頃の「みどりの日」は4月29日だったはず。

今日5月4日は天気予報では早くから「雨」となっていたので歩くのを諦めていたので1日儲かった感じだ。

そこで5月2日にケータイのカメラで撮影した場所をデジカメで写し直し。
この写真だと、左半分と右半分の違いがよくわかる。右半分ではニセアカシアの若葉の様子がよくわかる。

この写真が掘り出したニセアカシア。
ニセアカシアは地下5㎝から10㎝の深さを地下茎で繋がっている。


下の写真が、今日午前5時30分から午前7時までに掘り出したニセアカシアの若木。
この一束で100本くらいは入っている。

今日作業した場所はここ。

松の花粉2015年05月05日 05:30

 昨日、法事に出席してお斎で世間話をしていたとき、話題が「花粉症」になった。
 札幌から来た人は「杉はないが白樺の花粉が飛びますよ」と紹介した。
 鳳凰岱に住んでいる人は「松の花粉が飛ぶ時期になるとガラス窓に一杯ついて文字が書けるほどですよ」と話すと、僧侶は「もう松の花粉が飛んでいますよ」と言う。私が「毎日松林を歩いているが、まだ松の花粉は飛んでいませんよ」と言うと、僧侶は「いや、もう飛んでいます」と言う。
 今朝松林を歩いていてそのことを思い出した。

松の花粉が飛び始めると、長靴に松花粉がいっぱい付くのでわかるのだが、このように松自体を撮してもわからない。

そういえば昨夜から今朝に掛けて音を立てて雨が降っていたのだ。花粉が飛ぶ時期になると水溜まりに花粉がいっぱい浮かぶのだ。そこで水溜まりを撮影。


風の松原ではまだ松の花粉は飛んでいないが、墓地公園では松花粉が出ているのかもしれないと,帰りに墓地公園を通った。
ここはシルバーセンター近くの場所だが、水溜まりには松花粉は浮いていなかった。
それよりもクロマツに巻き付けたハチマキの方が気になった。文字が書いてあるが、後で確かめてみよう。

ニセアカシアの新芽2015年05月07日 05:20

早朝はニセアカシアの新芽を刈り取っている。
この場所は昨年ニセアカシアの根を掘り起こした場所だが、今日は雑草の中にニセアカシアの新芽を発見。保護色の中にいるようでわかりにくい。
この写真の中央部にニセアカシアの新芽が2本出ていた。

掘り起こして見ると
ニセアカシアの根がこんなに太い。

下の写真がごく普通のニセアカシアの新芽。根の太さも細い。

それに対して先ほど掘り起こした2本は
根の部分がこのように太い。

ウワミズザクラ2015年05月08日 10:20

毎日クロマツやニセアカシアの写真ばかりでは味気ないので、今日は10時過ぎに風の松原へ。

風の松原はいつもと同じ。駐車している台数も早朝とほぼ同じ。

ここから風の松原に入るのは5月始めて

目指したのはこの木、トリムランニングコースとジョギングコースに分かれる三叉路の手前に右側にある。
木の根元に立っている名札は「ウワミズザクラ」。
昨年までは手の届く位置にも枝があって、花に触れることが出来たが、今年は高い位置にばかり花があり、しかも咲き始めたばかりでサクラとは思えない様子。

すぐ近くに咲いているウワミズザクラがあったのでそれを撮影。
山渓カラー名鑑『日本の樹木』310ページには、サクラ属、別名ハイカ、<上溝桜>。
 山野に生え、高さ20メートル、胸高直径60センチになる。樹皮は暗紫褐色で横に長いはっきりした皮目がある。前年枝は黒紫色で光沢がある。葉は互生し、長さ8~11センチの卵形または卵状長楕形で先は尾状にとがり、基部は鈍形。ふちには刺状の鋸歯がある。成葉は無毛。葉の基部に腺点がある。(以下の説明は省略)

トリムランニングコースNo.8地点からNo.2地点まで向かう途中にウワミズザクラの大きな木があった。満開だった。


シャガの群落2015年05月09日 10:00

家にあるヒメシャガが咲き始めたので、風の松原のシャガはもう咲いているだろうと行ってみた。もう満開だった。


撮影しているときには気付かなかったが、真ん中に撮っているのはヤエムグラ?

風の松原のタラの芽は芽を出すとすぐに採られてしまうが、今ごろになると2番目、3番目の芽を出して大きくなっていた。


口笛を吹くような大きなさえずりが何度も聞こえたので、幹を見上げたらキツツキのような鳥が幹を上っていった。

松の花粉(2)2015年05月10日 10:32

松の花粉が話題になったのは5月4日の法事の席。5日のブログで紹介したが、その時は松の花粉は見つからなかった。

昨夜(9日夜)もいっとき強く雨の音がしていた。ところが今朝松原を歩いても水溜まりはない。ようやく見つけた水溜まりに松の花粉が浮いているのが見えたので撮影。しかし写し方が悪く、よくわからない。今日は長靴で歩いたが、長靴にも付いていなかった。

写真をクリックすると画像が拡大されるので、右側に見えるきみどりの泡のように見えるのが松の花粉だ。



松の花粉(3)2015年05月12日 06:03

今朝は風があり、遠くを見ると花粉が飛んでいるようにかすんでいた。

駐車しているクルマのフロントガラスを見ると、花粉の様子がよく分かった。

家に帰ってからメガネを見ると、メガネにも花粉が一面に付いていた。どのように撮影すれば表現できるかは不明。

松の花粉(4)2015年05月13日 05:55

台風6号の影響で昨夜から雨、今朝の天気を心配したが、朝起きた時には普段と変わらず、風の松原へ。降雨量が多かったためか水溜まりも多い。空気が洗われたので昨日と同じ場所を撮影。昨日の「花粉が飛んでいる写真」と違いがあるか?

水溜まりの写真は

上の2枚の撮影時刻は06:01 まだ地震が起こる前だった。

この写真は松原から帰る時07:55の写真。ここは水溜まりがすっかり乾いていて、縁に花粉だけが残っていた。

乾いた水溜まりの近くにこんな草木があったが、名前は?

カシワの新芽2015年05月14日 10:10

カシワの新芽を撮影しようと風の松原の中でカシワの多い場所に出掛けた。
場所は三号線の途中から左に枝分かれしてジョギングコース27番地点に抜ける小径。
ところが既に葉はすべて新芽に入れ替わり、昨年の葉はすべて地面に散らばっていた。

次の写真は5月8日のカシワ。この頃に新芽が出始めていた。
この写真では古い葉がすべて残っており、新芽が出始めている様子もわかる。

一部分を拡大すると
新葉が出て来たのに古い葉もそのまま残っている。

もう一枚別の写真

それが今日はすべて新葉に替わっていた。わずか1週間の出来事だ。しかも新葉はすべて大きくなっている。
そして古い葉は数枚だけが残っている状態だった。

10年ほど前にこのブログを書いていた頃、「カシワくん」氏が何度もコメントを寄せてくれていた。
 「カシワくん」氏の説明によると「カシワには防風林としての効果が大きい。他の落葉木は秋になると葉が散ってしまうが、カシワは枯れた葉が木についたままで(防風効果を保ったままで)冬を越し、春になって新葉が出そろってから古い葉が散るからだ」というものだ。なるほどその通りだった。

カシワの林で有名な場所として青森県つがる市の屏風山防風林がある。近くの高山稲荷神社の展望台に上って防風林を見下ろすと、クロマツ帯とカシワ帯が交互になっていて、クロマツ純林よりも害虫に対して強いと思われる。

近くには「ベンセ湿原」や出来島海岸の「埋没林」なども有名である。ベンセ湿原のニッコウキスゲは6月初旬が見頃か?