包括支援センター2017年02月16日 07:16

天気予報では「秋田県でも最高気温が10℃になる」となっている。
朝6時半の気温は1.1℃
コンビニの画像を撮し忘れたが、ローソンで昨日の書類をコピーしブログ作成。
 昨日、私が所属している民生児童委員協議会の定例会があった。例年、2月は会員の研修会を実施している。今年の研修会のテーマは「地域包括支援センターの紹介」。包括支援センターの職員から説明していただいた。その内容を紹介しよう。
「包括支援センター」とは、平成18年度に介護保険法の改正に伴って出来たもの。高齢者が住み慣れた地域で、その人らしく生活し続けることが出来るように、高齢者の自立支援を行っていくこととされている。
包括支援センターの職員は、次の3職種を置くことが定められている。「社会福祉士」「保健師」「主任ケアマネジャー」

「能代地域包括支援センター」の場合は、それ以外に「社会福祉主事」「ケアマネジャー」「事務員」「事務補助員」がいる。

市役所の長寿いきがい課にも包括支援センターがあり(17番窓口)、そこに3名、サンピノ内にある包括支援センターに18名合計21名の職員がいると説明していた。
電話は市役所内の包括支援センターが89ー5355、サンピノ内の包括支援センターが89-5545。
そのほかに、二ツ井の特別養護老人ホーム「よねしろ」内に「二ツ井地域包括支援センター」があるという。そこの電話番号は73-6662。
「能代地域包括支援センター」の業務内容は、
① 高齢者の総合相談(電話・来所・家庭訪問等による)
② 介護予防ケアマネジメント
③ 権利擁護に関すること
④ 包括的・継続的ケアマネジメント
⑤ 認知症施策
⑥ 家族介護者支援
⑦ その他
となっている。

私がはじめてわかったのは、市役所の17番窓口は土日休みだが、サンピノ内の包括支援センターの場合は、土曜日も8:30分から17:15分までやっていることだった。

私は「包括支援センター」といっても市役所の施設だから、これまでは「お役所だから、土日は休み」と思っていたのだが、認識を新たにした。

今日配布された資料を紹介する



①の「総合相談」は高齢者に対して何でも相談に応じることだが、

②介護予防ケアマネジメントは、「介護予防のための基本チェックリスト」により介護予防が必要な人を探しだし、「介護予防教室」への参加を促すこと。この用紙を毎年70歳と75歳の高齢者に送っているのだそうだ。
そういえば私にも1,2年前にこの用紙が送られてきたことがある。
この用紙をクリックすると拡大されるので、皆さんも読んでいただきたい。
これが実際のチェックリスト
拡大率の異なるチェックリストを入れたので、どちらでも見やすい方で見ていただきたい。
高齢者から返送された用紙から介護予防が必要かどうかを判断しているようだ。
必要と判断した人には介護予防教室への参加を促しているというが、実際には、
「ゆうあい健康教室」(会場:サンピノ友愛センター)
「運動機能向上教室」(委託先:JAいなほの里 ・ パワーアップライフ能代 ・ カーブス)
ほかに「出張ゆうあい健康教室」を要望のあった地域に出向いて実施しているそうだ。
また、ゆうあい健康教室は3ヵ月間で修了となるので、修了生で作る自主学習グループの支援をおこなっているという。現在は「カンタサンピノ」 「月曜会」 「こごみの会」などの自主学習グループが生まれているそうだ。



③権利擁護に関すること
 ひとつは虐待関係の相談対応

 もう一つは権利擁護活動
 市長申し立てにより、成年後見人制度を活用できる

 また、下のチラシにあるように社会福祉協議会が実施している「日常生活自立支援事業を活用することもできる

④は包括的・継続的ケアマネジメント
 言葉は難しそうだが、1つはケアマネや民生児童委員の支援
 ・ 同行支援、ケースカンファレンスなど
 ・ 地域ケア会議の開催
 ・ 介護支援員専門員研修会の開催 など

⑤は認知症に対する施策
 ・ 早期発見のための活動 : タッチパネルの普及
  (私も以前やってみて、このタッチパネルは認知症の人を探しだ
   すのに有力だと思うが、タッチパネルの台数が少ない。
   このソフトを普通のパソコンにもインストールできるようになれ 
   ばいいのだが)
   ※ タッチパネルは以前、「高齢者お楽しみ会」で使ったことが
     あるので捜してみたら、昨年9月27日に「高齢者お楽しみ
     会」を開いた時に使った写真がある。
      このブログの右端に「バックナンバー」と書いた場所があ
     る。その中の「2016/9」というきみどり(黄緑)の文字をクリッ
     クすると昨年9月のページに移動するので、左上にあるカレ
     ンダーの27日をクリックすると「高齢者お楽しみ会」という
     ページが表示される。その中の5枚目の写真が高齢者が
     ヘッドフォンを付けてタッチパネルに向かっている姿だ。
 ・ 認知症予防教室お開催(毎週木曜日午前中に実施)
   タッチパネルで12点以下の人やもの忘れが気になる人が参加
 ・ 認知症カフェの開催(認知症についての偏見をなくし、楽しく交
   流)
 ・ 認知症サポーター養成講座の開催
    認知症サポーター養成講座を受講した人には下の写真のよ
    うなオレンジリンクが配られる。既に5千人以上もいるそう
    だ。
先日は、「認知症サポーターフォローアップ研修」が開かれ、秋田県認知症介護指導者が講師を勤めていた。私たちの会からも4人が参加していた。
 
⑥家族介護者支援
 ・ 在宅介護者の会(ドリームの会)の開催・支援


⑦その他
 ・ 能代市出前講座での講話を実施している
   介護予防、介護保険の使い方、高齢者福祉等
 ・ 青空ディサービスでの健康相談・講話など
 ・ 学生指導(看護学生の実習指導など)
 ・ 相談を受けて各種高齢者福祉サービスの申請代行やサービス
   利用への支援(介護保険申請代行)
 ・ 配食サービス(週3回)
 ・ 軽度生活援助事業(シルバー券)
 ・ 緊急通報装置の設置など


この研修会は午後2時~30分間と予定されていたが、実際は2時数分前に開始~2時35分頃まで実施。今日になって資料を読み返してみて、あの短時間で、よくもこんなに一杯詰め込んだものだと感心した。講師をした包括支援センターの人に感謝します。

サンピノと呼んできたが、正式には「能代ふれあいプラザ」という建物。上の方は市営住宅になっている。一階には保育園などがあり、2階の一角に能代地域包括支援センターや社会福祉協議会などがある。ちょっとした会合に利用できる部屋もあり、私どもの中学校の同期会「花の13期会」では幹事会を開く時などに利用している。

この場所は昔、民生病院があった場所。しかし今となっては「昔、民生病院があった場所ですよ」と言っても、逆に「何それ?」と聞かれる歩ともあるという。
玄関は木製の大きな開き戸。自動開閉式だが今でも何故か「手動開閉」の張り紙がある。

一階フロアに飾っているお雛様には元の所有者「能代市第一保育所」の文字が見える。あれ、今も保育所名は「能代第一保育所」なのか?

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