偽のニセアカシア2015年05月17日 09:24

変なタイトルを付けたが、トゲのないニセアカシアがあるのをご存じだろうか。それが、3号線と防火線2号の交差点であるこの場所。左手はアカマツ林だが右手のニセアカシア約200mがトゲのないニセアカシアなのだ。
いつも引用する『山渓カラー名鑑 日本の樹木』によるとニセアカシアの日本名、正式名は針槐(ハリエンジュ)。なので針がないとは変な話だ。その解説文に「日本には明治初期に渡来した。各地に広く植えられ、また野生化している。高さは約15メートルになり、樹皮は縦に裂ける。拓葉はしばしば鋭い棘となって残り、冬芽はこの棘の中央の葉痕に隠れている。葉は長さ12~25センチの奇数羽状複葉。小葉は3~9対あり、長さ2~5センチの楕円形で先端はわずかにへこみ、微突起がある。5~6月、本年枝の葉の脇に長さ10~15センチの総状花序を垂らし、長さ1.8~2センチで芳香のある蝶形花を開く。

針があるのかどいうかを映し出すのは難しかったが、下の写真は針がないもの。

下2枚は針がついているもの。