『動く砂山』2006年05月17日 10:28

児童書『動く砂山』


 今日、散策から戻って庭の水やりをしていた時、向かい側に住んでいる恩師(高校時代に日本史を教わった)が、「こんな本を読んだことがあるか」と持ってきたのが『動く砂山』だった。タイトルは正確には『動く砂山 能代の砂防林物語』

 この本は昭和61年12月15日初版発行。発行所はあすなろ書房。文を鈴木喜代春氏が執筆。1925生まれ。青森師範学校を卒業後青森県と千葉県の小・中学校に勤務し、定年退職後の現在は創作活動に専念。
 絵は太田大輔氏が描き、児童書として出版。

 先日「風の松原ガイド養成講座」4回目「松を植えた人々」を担当した講師も、風の松原を研究しようとしたきっかけの一つがこの『動く砂山』を読んだことだったそうだ。「能代の話なのになぜ千葉県の人が書いたのか?」という疑問が、自分で風の松原を研究し、『私たちの風の松原物語』を執筆するきっかけになったという。

コシャク満開2006年05月17日 19:54

コシャク満開

 今日は陸上競技場脇入口に駐車したのだが、すっかり忘れて2時間近く散策し、大森稲荷神社側のいつも駐車する場所に行ったが、クルマが無い!! どうしたものかと周囲を見渡し、ようやく陸上競技場脇に停車していたことに気付いた。

 そこで車道すぐ脇の小径を入ったらコシャクの大群落にであった。

オオアマドコロも満開2006年05月17日 20:00

オオアマドコロも満開

 コシャクの群落を過ぎたら今度はオオアマドコロの群落がアリ地獄まで満開状態で続いていた。

アリ地獄内に咲くこの花の名は? ユキザサ2006年05月17日 20:03

名前不明
 オオアマドコロの群落を見て、第二次大戦末期に松根油を作るために松の根を掘りあげた場所(通称:風の松原のアリ地獄)まで進んだ。ふと見るとアリ地獄内の窪地にオオアマドコロではない、オオアマドコロよりも葉の小さな花が並んでいた。

 きれいな花だが、この花の名前は何だろうか?

18日朝、友人からメールがきて、この花の名前は「ユキザサ」だと思いますと教えてもらいました。

新しい測量杭の列2006年05月17日 21:11

 コシャク、オオアマドコロの大群落を過ぎて陸上競技場脇に向かったところで新しい測量クイの列に出会った。この測量クイは5月5日から8日まで見ていた。その時は木製のクイだった。それが9日に一眼レフを持参したときには測量クイはすっかり抜き取られていた。この様子は『風の松原案内』の中の一つである「風の松原を歩く」の
http://www2.bbweb-arena.com/kappei/matsubara/sokuseki/aruku06/sokuseki06_05/sokuseki06_05.html
5月9日の項に書いてある。

 5月5日の文章だけを引用すると、
 「この測量杭を見た直後に文字通り「この道○十年」といってもいいほど毎日風の松原をくまなく歩いているK氏に出会った。K氏は現在は毎日午前5時頃から2時間半は松原の中を歩いているという。私はこの小径を通るのは久しぶりだったので、毎日歩いているK氏が知っていたかどうか尋ねたが、彼も気づかなかったという。K氏は「こういう標柱は測量のものだから、また道路を作るのだろうが、新しい道路はこれ以上いらないですね」というお話しだった。

 <後日談>
 「この場所は工業高校の生徒達が測量実習をしていますよ」と聞いたので、18日午前、能代工業高校の都市工学科に問い合わせたところ、すぐに回答がありました。
 米代西部森林管理所長から入林許可を得ている「生徒の測量実習」だということが判明しました。5月から11月にかけて毎週のように実施されるそうです。実習予定も教えていただきました。
 高校では、散策者の歩行の邪魔にならないかと心配しておりましたが、その点の心配は無用です。散策している人たちが心配しているのは、この場所がウッドチップ歩道とか健康づくりのみちとか、工事が行われるのではないかという心配です。
 森林管理署は松枯れ枝対策や広葉樹対策に力を注いでいただきたいと願っています。