松くい虫予防剤樹幹注入作業2015年03月02日 10:00

今日は<風の松原に守られる人々の会>が実施する「松くい虫予防剤注入作業」の日。予防剤注入作業は寒い時期が良いとされているので毎年、高校の卒業式が実施されるこの時期に実施している。

この作業を動画で紹介したホームページを発見したので、そのホームページも見ていただきたい。ホームページ名は「能代市風の松原植物調査」の中の<風の松原に守られる人々の会 ボランティア活動>

今日は陸上競技場から風の松原に入る入口付近の4本のクロマツに実施。
どの木に何本の予防剤を打つかはマツの太さによって決まる。昨年までは胸の高さの幹の周囲を測って事前に本数を決めて注文していたが、今年初めて専用のメジャーを見せていただいた。
このメジャーは非売品だそうだが、

幹の太さによって何本必要か一目でわかる。
入口の案内地図に一番近いクロマツには11本。他のクロマツにも幹の太さに応じて10本、9本、7本が並べられた。今年は合計37本だ。
この費用は、今年は県の森づくり税から補助していただいたが、最初に実施した平成15年3月には4本のクロマツに147,000円支出されていることが決算書から判る。当時113名の会員がいて会費年1,000円だったから、15万円の支出は大変なものだったに違いない。
 今日、「なぜ4本しかやらないのですか」という質問があったが、4本というのが精一杯だったのだろう。


この薬剤はグリンガード・エイト

1月20日に米代西部森林管理署が長慶寺近くの風の松原で実施した時は白と緑の容器だったから薬剤のメーカーが異なる。
あの時の北羽新報の報道では「薬剤の効果は3年持続」と書いてあったが、グリンガード・エイトの薬効は5~6年とパンフレットに書いてあった。

今年の金額は聞き漏らしたが、昨年、越後屋太郎右衛門の松に樹幹注入をやった時には1本=2,500円。56本で合計14万円と会報に書いてあった。風の松原に守られる人々の会の会報は、<風の松原案内>というホームページで読むことが出来る。

最後は会長のあいさつと本荘?から来た業者の捕捉説明で終了したが、私は写真撮影で動き回っていたため、よく聞き取れなかった。