飛砂に埋まったクロマツ ― 2006年06月20日 07:28

No.10番地点から健康づくりのみちを上り始めると、途中道路の木枠に付くようなクロマツがある(写真真ん中のクロマツ)。根元を見ると穴があいているように見える。実はこの2月に工事をするまではもっとハッキリと穴を見ることが出来たのだが、今はそれほどでもない。
この付近は大正年代に飛砂の害を受け、大森稲荷神社の鳥居も砂に埋まってしまった程の場所である。そのためかこの付近は老齢林地域なのにクロマツの本数が少ない。まるでニセアカシアの保存地域の感じがするのだ。
道路右側(北側)が急な斜面になっている場所で、神社の参道も北(清助町方面)に向かっていた。以前営林署に勤務した人がこのクロマツの根元を掘り下げたことがあった。6メートル掘り下げてもクロマツの根が現れなかったそうである。ということはこの付近のクロマツは大正時代に吹き荒れた飛砂によって6メートル以上も埋められてしまったことの証拠だろう。
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