初めて歩く2006年06月17日 06:33

初めて歩く
 
 昨日梅雨入り宣言したのに今日は早くも「梅雨の中休み」。はじめから中休みというのも変だが、今日は陸上競技会日和とでもいう好天だ。陸上競技場では「東雲中陸上部」などのテントが張られ始めていたから、中体連の大会があるのだろう。

 松原に入るとすぐに手を大きく振って歩き始めた3人に出会った。一人はいつも松原内でお会いする私よりも少し先輩M氏。もう二人は今日が初めてというご夫婦だった。M氏のお話によると、このご夫婦は今日が初めてだが、これから百歳まで歩くのだという。

 私は以前勤務した学校のスローガン『あたたかい おもいやりこそ ボランティア』が浮かんできた。M氏がご夫婦に話しかける言葉を聞いていると、今日はトリムランニングコースを歩くようなので、林内の地図を差し上げて初散策を歓迎した。

トリム1750m2006年06月17日 06:36

トリム1750m地点
  
 変なタイトルだが、1750m地点とはトリムランニングコースとジョギングコース58番地点付近の三叉路だ。この先はジョギングコース58番地点と同じ標識になるので紹介の必要はないのだが、季節によって風景が変わるのでまたあとから紹介することになるだろう。

 昨日、井川町の国花園の中にあるバラ園を見たが、風の松原でも野バラが咲き始めた。この三叉路よりも少し手前、1740m地点に野バラが咲いていた。ハマナスだってバラの一種なのだから野バラが咲いていて不思議はないのだが、まだ咲き始めだったからもう少し咲いてから紹介しよう。

アカシアは散り始めた2006年06月17日 07:01

散り始めたニセアカシア
  
 今日の地元新聞1面コラムに「アカシア花盛り」という題の文章が載っているが、風の松原ではもうアカシアは盛りを過ぎ、花の色も白から薄よごれた感じに変化してきた。

 その様子を表現する方法を探して歩いていたら、昨年できた健康づくりのみちNo.3からNo.2へ向かう途中にいい場所があった。ウッドチップ道路の上一面にニセアカシアの花びらが散り敷いていた。

 なお、このコラムでは、 「▼長い目で見ると、広葉樹の侵入はクロマツの世代交代を妨げると言われる。アカシアや桜がはびこる混交林の将来に危機感。20メートル以上もあるアカシアの大木はいずれ伐採の運命にあるのか▼」 と書いているが、クロマツはブナなどと違い自力では世代交代ができない植物。また、20メートル以上もあるアカシアの大木を伐採しても、ある程度の広さの土地を確保しない限り、クロマツの苗木の植栽は難しい。クロマツ老齢林地域(トリムランニングコース周辺)はクロマツと広葉樹の両方を残しておくゾーンにすべきだと思う。

 それに対してジョギングコース23番と42番を結ぶ「防火線」と呼ばれる道路よりも西側は、ニセアカシアなどの背が高くなる広葉樹を伐採しないと、クロマツの成長が妨げられ、防風機能を果たせなくなる。

 このコラムで書いている ▼戦後30年代に流行った西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」を思い出す。このまま死んでしまっては元も子もない。手のひらを返したように邪魔者扱いにする仕打ちはどうも納得いかない。共存の道はないものか▼ の「共存の道」とは広葉樹を残す場所とクロマツ林を残す場所をハッキリ区分けしてクロマツ林を残す場所の下刈り、間伐、松葉掻きをおこなって富栄養化を押しとどめることだと思う。