東北電力能代営業所2016年02月19日 10:35

昨日は雨、今朝も雨、風の松原には行けないので、所用で東北電力に向かった。富町の建物の近くまでいったら、街路樹に標識がくっついている。
よく見ると「医業を営み、砂防林の必要を最初に提唱した人・・・」と読めた。こんな、昔、能代史談会の人たちが建てた標識が残っているとは、これは長尾祐達のことを言っているはずだ、と思って左側を見ると

確かに長尾祐達のことを書いたものだった。長尾祐達の家はこの付近にあったのだろう。

私が作成したリーフレットには次のように書いた。
1740年頃 医師 長尾祐達 飛砂防止のために植林を提唱。

この頃は医師は世襲制だったと思われる。歴史上に長尾祐達が何人か登場するのだ。そのため、能代市観光振興課が平成24年3月に発行したパンフレットでは「1670年野代(能代)の医師 長尾祐達が防砂のために植林を提唱。」と書いてある。
しかし能代で飛砂の害が見られるようになったのは1700年頃からであり、時代が離れすぎていると思う。

この能代市観光振興課が作成した観光パンフレットを作成した時には私も協力したのだが、2011年9月25日風の松原300年祭が行われた日、風の松原いこいの広場に設けられた300年史のパネル展会場に「長尾祐達の子孫です」といって現れた老夫婦がいた。秋田市から来たという話だった。

そんなことを思い出しながら古びた標柱を見ていたら、コンタクトを取っていた営業所長さんから電話が入ったので、慌てて斜め向かいにある東北電力へ

これが能代営業所の建物。昔この隣に同窓会長の家があり、その隣に友人の家があったので、よく来たものだったが、中に掃いたことはなかった。
能代営業所のカウンターには「新サービス スタート」と書いたパンフレットがあった。

これが先日営業所長さんがPRしていた「よりそう」だったのだと納得がいった。